ファイナルファンタジー15の新しい動画が公開されました。(動画 30:26~)
『ファイナルファンタジー零式 HD』の体験版に収録される、広大なダスカ地方を走り回る映像です。
とにかく「マップが広い」みたいですね。
この広大なマップを歩いて横切るのは相当大変で、車必須のようです。
最近の大作ゲームはマシン性能の向上によって、世界全体をシームレスに移動できる完全なオープンワールド型なものが主流ですね。
Day-ZというPCゲームでも、ロシアのある地方をそのまんま再現していて、マップが非常に広大でした。
しかも乗り物がないので、端から端まで移動するのに1・2時間かかってた気がします。
Day-Zはサバイバルが目的のゲームなのでそれでよいのですが、やはり歩いて(走って)長距離を移動するのはかなり辛かったです(笑)。
それを考えると、こういったゲームでは「乗り物」の存在が欠かせませんね。
映像ではガソリンスタンドがちらっと見えます。
夜になると洞窟から強い敵が出てきて活動し始めるので、ガソリンスタンドに逃げ込んだりする必要があるそうです。
FFの特徴でもある美しい風景。湖にモンスターがいますが、「ジュラシックパーク」を思い出しますね。
野生のモンスターに不用意に近づくと戦いになります。見ての通り「めちゃくちゃ強い」とのことです。
今回こういった山を作るにあたって新たな試みとして、制作者の方々は実際に山に登られたそうです。実体験で得られた経験知(識)を制作に活かされているのですね。
テックデモ
ゲームの空間を構築するツール(レベルエディタ)の紹介など。
これは模型をスキャンして取り込んだということでしょうか。

道路をスプラインで描くことが可能。簡単ですね。
塗り絵のように草や樹木を配置する事が可能。
こうやってファイナルファンタジーの世界が作られていくのですね。圧巻です。
草もただ生えているだけではなく、リアルにアニメーションします。
ちなみにソフトは Autodesk Maya ですね。ファイナルファンタジーでは一貫して制作に使われているソフトではないでしょうか。
MayaはPixarでも使われていて(Pixarも開発に協力しています)、拡張性があり、キャラクターアニメーションに強いです。
カスタマイズの自由度が高いので、スクエアエニックスのような大規模なスタジオではよく使われています。
操作が割とシンプルでユーザーインターフェースも非常にとっつきやすいです。
Mayaは機能がめちゃくちゃ多くて覚えるのが大変ですが、様々なCG会社、ゲーム会社で採用されている、代表的なCGソフトです。
CGクリエイターを志している方々は、専門学校や大学を選ぶ時、学校で学べるソフトにもアンテナをはっておくと良いかもしれないですね。
ただし、個人でCGをやりたいという方であれば、Adobe AfterEffect に簡易版が付属しているCinema4Dのほうがおすすめです。

特にビルのCGはリアルタイムとは信じられない美しさですね。
それにしても新宿っぽい(笑)
さらに詳しい内容は、動画を御覧ください。